オルタナティブ(代替)資産運用および年金ソリューションの世界的プロバイダー
背景
オルタナティブ資産運用および年金運用の分野で世界をリードする大手金融機関は、営業・提案資料全般にわたる「大規模なブランド刷新(リブランディング)」を一挙に推進するため、私たちに業務を委託しました。複数の国や地域で多角的な資産運用を行う同社にとって、既存資料に記載された重要な数値や情報の正確性を完全に維持しながら、すべての資料へ均一かつ高品質な新ブランドのデザインを適用していくことが最優先の課題(急務)となっていました。
課題
このプロジェクトでは、社内の各部門で個別に管理され全容が把握しきれていなかった資料も含め、既存のあらゆる制作資産を極めてタイトなスケジュールの中で刷新する必要がありました。具体的な要件は以下の通りです。
- 1万8,500枚にのぼるスライド資料のブランド刷新
- 1ファイルあたり72時間以内という短期納期の厳守
- 6ヶ月以内での全リブランディング工程の完遂
ソリューションと成果
私たちは、グローバルな人材ネットワークを駆使し、高度なデザインスキルを持つ専任チームを即座に増強・配置しました。従来の業務プロセスを抜本的に再構築(最適化)することで、お客様の社内スタッフに余計な負担をかけることなく、圧倒的なスピードと絶対的な正確性を両立できる体制を整えました。
効率化された業務フローのもと、カスタマーサービスチームが「専用の受付窓口」を設置して案件を一元的に管理。納期管理や関係各所との緊密な連携を担当しました。その後、制作チームが修正要件を精査して不明点をクリアにした上で、指示書に沿って正確に作業を実行。最終工程では、品質保証(QA)チームが厳格なクロスチェックを行い、成果物のクオリティの均一化とデータの正確性を完全に担保した上で納品する「3段階の堅牢な体制」を確立しました。
さらに、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで可視化できる「進捗管理ダッシュボード」を導入。これにより、突発的な案件の立ち上げにも迅速に対応可能となり、全工程における高い透明性とガバナンスを確保しました。
この大規模なリブランディングプロジェクトは、極めて高い正確性を維持したまま予定通りに完了し、社内外のコミュニケーションにおけるブランドの統一感を劇的に向上させました。主な成果は以下の通りです。
- 1万8,500枚のスライド刷新
膨大な資料のブランド移行を完全完遂。 - 3,948枚
稼働1ヶ月目の「月間452枚」から、7ヶ月目には「月間3,948枚」のスライドを処理できる大量処理体制を構築。 - 198名
サービスを利用する社内の依頼者が、1ヶ月目の13名から7ヶ月目には198名へと拡大(社内シェアの拡大)。 - 処理時間を33%短縮
1ファイルあたりの平均処理時間を、従来の「数週間」から「48時間以内」へと劇的に短縮。 - ブランドエラーを20〜30%削減
自の「自動検証・自律型レビュープロセス」の導入により、ブランド表記の誤りやデザインのばらつきを20〜30%削減。 - 大規模なリブランディングにおける業務効率化とコストの最適化を同時に実現。